参加しても観ても楽しいお祭り
日本には昔から神や仏を崇めることで自分たちの健康や長寿を祈願する文化が存在していた。その中に「祭り」と呼ばれる感謝や祈りを表現し神仏や祖先をまつる儀式があり、それは地域によって独自の文化が育まれてきた。中でも”(お)みこし”は日本でも有名なお祭りの1つで、「輿(こし)」と呼ばれる乗り物に神霊の代わりとなる御霊代(みたましろ)を乗せ、その輿を人が担ぎ御旅所(おたびしょ)などを渡御することで、神様からの御加護・神徳頂き、清めてもらうなどいろんな意味が込められています。
全国から担ぎ手、見物客が訪れる”三社祭”
みこし祭りの中でも特に人気なのが、東京の下町浅草「浅草神社の三社祭」である。西暦1312年より始まったと伝えられ、現在では毎年5月に3日間かけてお祭りが行われ、浅草神社を始め周辺の町内を3基の神輿が巡幸する。地元の伝統を今なお受け継ぎ、全国からも同好会が後を絶たない。また全身刺青を露出した男性が多く参加しており、一目見ようと御輿を担がない見物客をも魅了している。祭礼3日間で合計150万人の人が訪れる日本有数のお祭りである。近年では外国人観光客の浅草人気に拍車をかけ、お祭りに参加する外国人も増えている。
0コメント